Monday, September 17, 2007


この夏は海へ毎週のように行っている。

暑さという言葉では到底表現しきれない、じっとりとした重い空気が体を覆っているせいか、どうにも山へは足が進まない。

もちろん海に行っても暑いことに変わりはないのであるが、海には風がある。夕暮れ時になると、山から下りてきた風が心地よい。空は広く、色は1秒も同じでなく、まさに刻一刻と変化し続ける。打ち寄せる波も一つとして同じものがない。

遠くには漁火がポツリ、ポツリと街頭のように輝きはじめる。