Friday, October 06, 2006

かりふぉるにや

今年の9月初日、
カリフォルニア州議会において
温室効果ガス規制法が可決された。

さすがカリフォルニア
どうやら巷では
ハリウッドの俳優達が
ハイブリッドカーを乗り回しているらしい。

今回はとりあえずCO2に限ってのこと。
でもまあ世界の排出量の25%近くはアメリカが
占めているんだから
やっと・・・って気がしないでもない

実は最近国連のHPうろちょろして
京都議定書なるものの全文を
読んでみた。

京都議定書(Kyoto Protocol)

まあ故橋本元総理大臣も
言いだしっぺだけではあったが
見栄なりなんなりが
なんとか形になったじゃないですか

2005年の2月16日に発行されたこの議定書
6種類の温室効果ガスの
削減目標を各国ごとに設定して、
基準年を軸に
達成するってやつ。

でもまあ数字だけは立派に見えても
現実味があんましないし
強制力にも欠けているなあ
京都って名前がついてることにすら
恥じらいを感じてしまう。

実際にスペインなんかは
目標値なんて
全く気にしていない。
建設ラッシュに加えて
干ばつだったりとかって
要因もあるみたいだけど。

この議定書、
先進国に関してのみ削減目標が
設定されていて、
発展途上国に関しては
今後の開発や環境保護についての
努力義務があるだけで、
他に特に規制は見当たらない。

それもそうか。

それに先進国に関しても
目標値を自国内で必ずしも達成する必要はなくて、
締結国間でのトレードやったり、
途上国での技術提供なりで
不足分を補えるらしい。

さて当のアメリカに戻ってみると、
目標値は7%の削減。
未だに批准せず。
いろいろとごねているみたいだけど、
実際にアメリカが達成できるわけないんだから
できないものをわざわざ批准する必要もないのかなって
そんな気もする。

アメリカの一番大きな問題は
でっかい都市があっちこちに散らばっていること。
西と東に海岸線を持っていて、LAとかシアトル、サンフランシスコから
東はニューヨーク、フィラデルフィア等
内陸にも散在していて、シカゴ、アトランタ、ダラス、ヒューストンなどなど。
だから公共の交通機関なんて
発達するわけがない。
日本では10万kmくらいでおさらばする車たちも
アメリカでは30万kmくらいだってがんばっている。

中国やインドも似たようなかんじなのかな。

他の国は意外とそうでもない。
オーストラリアなんかは
西のパース以外の都市は
ほとんど東海岸に沿って存在している。
内陸のほとんどは砂漠で
みんな海のちかくにへばりついて生活しているわけ。

カナダもアメリカとの国境線近くに大きな町は集まっている。
だから線路と高速道路、
主要なのが一本ずつ東と西を
結んでいればなんとか事足りる。
北部は
あんまり人が住むのにあんまりいい土壌じゃない。
寒さも厳しいし。

単に統計とって
その数字だけでは
なかなか解決策は見えてこない。

最近の授業で
環境の「保護」
ってことがよくテーマになる。

保護っていうのは保存とは違う。
今あるものなのか
過去に失ったものなのか

そして何を未来に残していくのか

パンダ一頭に何億ってかけて、
その背景で
年間25000種以上が
この地球上から姿を消している。

人間が今の生活を諦めることができるなら
と考えながら
それができない自分

1 comment:

Anonymous said...

ブログ更ぁりがとござぃます!!めっちゃ楽しみにしてましたょ(笑)
と、思いきや、いきなり難しぃthemeですね…
私は利口ではなぃのですけど、とりぁぇず私たちは「モット知識をつけること」、「それを元に多面的な考えを持てるよぉになること」が大事だと思います。例えばなぜアメリカが批准しないのか??と言う問題についてもゆっきぃさんの「アメリカの一番大きな問題はでっかい都市があっちこちに散らばっていること~公共の交通機関なんて発達するわけがない」という考え方はこのブログを読むまで考えつかなかった考え方でした………
それは今までは数字ばかりにとらわれてしまぃ、その背景がどぉなのか??を別の観点から見ることができなかったからだと思うわけです。はぃ…ww
ぅ~ん………上手くまとめられなぃなぁ(笑)



最後に…
後世の人のためとか言っても実感わかないけど、とりぁぇず自分と自分の大好きな人たちが暮らす地球は大切にしていきたいですねv